ふくらはぎが痛い!



ふくらはぎの痛みにも、色々な症状、原因があります。

その痛みは筋肉痛なのか、張っているのか・・・
もしくは何か他の違うものが原因?

ふくらはぎの痛みの症状・原因を把握して
正しい治療・対処法を見つけましょう。



ふくらはぎがむくんで痛い

◆静脈血栓症
静脈血栓には深在性静脈と表性静脈の2種類があります。
深在性静脈に血栓(血の塊)ができると、ふくらはぎや太ももに痛み・むくみが出ます。
また、皮膚の色が変わることもあります。

症状が進行すると手術しなくてはいけないこともありますから、早期治療が必要です。


◆ミネラルやビタミンの不足

ミネラルやビタミンが不足すると、ふくらはぎにこむらがえりが頻発するようになります。
こむらがえりは、ふくらはぎに激痛が出る筋肉の痙攣です。

などの可能性あり


⇒ふくらはぎがむくんで痛い

ふくらはぎの張りと痛み

時間立ちっぱなしの仕事などに就いていると、ふくらはぎに張りや痛みが出ることがあります。
筋肉疲労やむくみが影響していると思われますので、
お風呂上がりにマッサージやストレッチをして、疲労・むくみを溜めないようにしましょう。

むくみや筋肉疲労をそのままにしておくと、血流やリンパの流れが悪くなり代謝が落ちて
痩せづらくなったりセルライトができてしまいます。

また、ヒールの高い靴や下半身を締めつける下着も
むくみを誘発しますので、なるべく避けるようにしてくださいね。

こういった下半身のむくみは女性を中心によく見られる症状ですので、
毎日のケアで改善されていくことがほとんどです。

しかし、ふくらはぎに張りや痛みが出ている場合、重大な病気が原因で起こっている場合もあるのです。


⇒ふくらはぎの張りと痛み

急激なふくらはぎの激痛(ランニング、ジョギング中など)

ランニングやジョギング中に急激なふくらはぎの激痛が起こることがあります。

運動時に起こる故障を総称して「スポーツ障害」と呼びますが、
ふくらはぎに激痛が出ているのであれば、
肉離れ(筋肉の断裂)を起こしている可能性があります。


⇒急激なふくらはぎの激痛(ランニング、ジョギング中など)

筋肉痛

筋肉痛は、「筋損傷」によるものと「筋疲労」によるものの2種類があります。

◆筋疲労

ウォーキング、登山、スポーツなどを行った時に起こるのが筋疲労です。
普段運動をしていない方は特に症状がひどくなる傾向にあるようで、
激しい筋収縮が原因で筋肉へ酸素供給が不十分になった結果、
乳酸という疲労物質が残存する為に起こると考えられています。

◆筋損傷

ランニングなどスポーツを行っている時に、
激しく筋肉を収縮すると筋肉繊維が損傷することがあります。
この際に「プロスタグランジン」「セトロニン」「ヒスタミン」「ブラジニン」という
化学物質が産生されるため、筋肉に痛みが出ると考えられています。

スポーツ時によく診られる「肉離れ」は、筋損傷に分類される筋肉痛です。


⇒筋肉痛が原因

肉離れ

肉離れの症状によって、3つに大きく分けられます。

◆第1度

一番軽い症状です。
足に力を入れても、動かしてみてもまず問題はありませんが、何となく違和感を感じます。
筋繊維の断裂はありません。

◆第2度

患部を押さえると痛みを感じます。
動かせる場合と動かせない場合があります。
筋繊維の一部が断裂しています。

◆第3度

患部に凹みが見られます。
足を動かすことは不可能で、完全に筋繊維が断裂しています。


⇒肉離が原因

血管の詰まり(血行不良)

動脈硬化は症状がある程度進行してから、様々な症状が出るようになります。

例えば足の血管が詰まると
・「歩き始めるとふくらはぎが痛い、しかし少し休むと痛みが消える。」
・「足が冷える」
・「足がだるい・重い」

もし突然に足の血管が詰まると足指先がまるで壊疽(えそ)になったかのように赤黒くなります。

これらの症状が出たらすぐに病院へ行ってください。
症状が出るということは、少し症状が進行しているということです。

先延ばしにしていると、「ある日突然意識が無くなってしまう」かもしれません。


⇒血管の詰まり(血行不良)が原因

ミネラル、ビタミン不足

ミネラルやビタミンは体内でつくることができない栄養素です。
ですから、食事やサプリメントから摂るしかありません。

食事だけでビタミンやミネラルを摂ることが難しければ、サプリメントで摂るといいでしょう。

一昔前の栄養価と比べると、野菜など様々な食品の栄養価は格段に落ちています。
これは土地が痩せてきたということも一因になっています。

また、ビタミンB群はかなりの種類があり、これをバランスよく摂ることは料理好きでも難しいものです。
人間、ストレスになることは長く続きませんから、やはり無理をしないようにした方がいいでしょう。
こういった意味でサプリメントを補助的に摂ることをおすすめします。


⇒ミネラル、ビタミン不足が原因

坐骨神経痛

◆坐骨神経痛の症状
・ふくらはぎがピリピリ痛い
・太ももの前部分に痛みがある
・電気が走るような痛みがお尻にある
・ふくらはぎにつっぱったような痛みがいつもある

こういったように坐骨神経痛の症状は10人いれば10通りあると言われるくらい色々なんですね。

坐骨神経はお尻から足の指まで通っている、長くて太い末梢神経です。
そのどこかで締めつけられたり圧迫されると坐骨神経痛の症状となって出てくるんですね。


坐骨神経痛には、原因となっている疾患があります。
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・腰椎の分離・すべり症
・梨状筋症候群
・腫瘍

これらは病院で検査してみないことには、どれに当てはまるのかは判断できません。

しかし、共通していることが一つだけあります。
それは治療しないと改善しないということです。
しかも治りづらい。

ふくらはぎやお尻などに痛みが出ているようであれば、すぐに病院を受診するようにしてくださいね。


⇒坐骨神経痛が原因

痛みの治療法・対処法

◆筋肉痛
筋肉痛には筋損傷と筋疲労の2つのタイプがあります。
マッサージ、ストレッチ、ぬるめのお湯での入浴、テーピングが効果的です。

◆肉離れ(筋肉断裂)

肉離れはスポーツ時に起こる筋肉断裂です。
ダッシュや急な方向転換など、足に負担を急激にかけると肉離れを起こしやすくなります。

肉離れを起こしたらすぐにRICE処置(応急処置)をして整形外科を受診しましょう。

◆血管の詰まり

血管が細くなったり、詰まりそうになるとふくらはぎに痛みが出ることがあります。
放置すると重大な病気を引き起こしますから、すぐに病院を受診するようにしましょう。

◆ミネラル・ビタミンの不足

ミネラルやビタミンが不足するとふくらはぎに痛みが出ます。
食事またはサプリメントで不足している栄養素を補うようにしましょう。
もちろん、サプリメントが主体ではなく食事を基本にサプリメントで補助するというスタイルにしましょう。

◆坐骨神経痛

お尻から足まで通っている「坐骨神経」が、何らかの原因で
絞扼(締めつけられる)または圧迫されて発症する疾患です。
鋭い痛みがふくらはぎやお尻、太ももに出るのが特徴ですが、痛みの表現は人によって異なります。

治療は原因となっている疾患の対症療法になります。


⇒痛みの治療法・対処法

病院・整形外科での検査

くらはぎに痛みが出ておさまらないのであれば、
病院で検査をしましょう。

ふくらはぎの痛みの原因として考えられるのは、
肉離れ・動脈硬化・坐骨神経痛などです。


⇒病院・整形外科での検査

捻挫の応急処置と治療

体の中には靱帯(じんたい)という骨と骨をつないでいる軟部組織があります。
この靱帯に大きな力が加わわったり、関節の正常な可動範囲を超えて
大きく引き延ばされてしまうと断裂してしまいます。これを「捻挫」と言います。

◆捻挫の症状
・痛み
・熱感
・腫れ

スポーツ選手の9割以上もの方が経験していると言われる捻挫なんですが、
「たかが捻挫」と治療をいいかげんにしてしまうと、捻挫を繰り返すようになってしまいます。

◆足首の捻挫の応急処置と治療
足首を捻挫したと思ったら、何をおいてもすぐにRICE処置を行ってください。
この応急処置はスポーツをしている方であれば当たり前に行われている方法です。

RICE処置とは、
Rest (安静)・Icing (冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字を合わせた言葉で、
ケガには非常に効果的です。

RICE処置をした後で整形外科を受診してください。
段階に合わせて、電気治療や筋トレ、装身具による治療が行われます。

捻挫は自分で思っているより重症であるケースがありますから気をつけてくださいね。


⇒捻挫の応急処置と治療



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